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執筆者の写真kayobizzarri

2年前の夏と今年の夏

イタリア、ミラノだけでなく、世界中が同じように。

夏真っ只中ではあるが、去年までの夏とは違う夏。

休暇で閉店をしているのとは、違う意味で、つまりウイルスの影響のために、閉店されているお店も少なくない。


普段のこの季節のミラノは、人が少なく。

それは、休暇へ出る人々が多いから。


今年の夏は、ウイルス問題も関係なく、リッチな人々たち、そして、このウイルス問題でも働けた人々たちは、休暇へ出ている様子。イタリア、国内で、美しいリグーリア州や、シチリア、サルデーニャで、休暇を過ごす人々、そして、あまり遠出をせずに、近くの山などで、暑さをしのぐ人々など、様々。

また、まだまだテレワークが続くミラノの企業ですが、場所を選ばずに、海辺で仕事ができたりと、コンピューターとインターネットさえあれば、どこででも働けてしまう時代になってきているような気もする。

わざわざ、物価の高いミラノに住んで、働く必要がなくなる傾向にでもなってしまうのか。

それでは、ミラノでお金を費やす人が少なくなってしまい、そうなると、ミラノの経済は回らなくなる。

もちろん、ミラノに限ったことではないが。

先日、ニューヨークに住む友人も、同じ話をしていた。

これは、2年前の9月のミラノ。ちょうど、例年のように開催されていたファッションウイークもあり、渋滞。そして、休暇が終わり、日常が戻り、ミラノに人があふれていた。そのときは、何気に、日常を撮った一枚であるが、今となっては、懐かしい。


コロナ前とコロナ後を、BC(ビフォアーコロナ)、AC(アフターコロナ)とも呼ぶらしい。


価値観や働き方さえも変えてしまった、ウイルス。


”この”状況で、このミラノで、自分に何ができるのか、何をしたいのか、何をすべきかを模索する。


今日のイタリアの感染者数は、255名。死亡者5名。そのうち、ロンバルディア州内の感染者数は、74名、死亡者は、3日連続でゼロ。

と、3月、4月のあの最悪な状況から比べれば、ずっと落ち着いてきてはいるが、油断はできない。


以前からある移民問題で、シチリア近くのランペドゥーサ島に、日々、移民が到着する。昨日は、108名到着。そのうち、25名が、PCR検査で陽性。また、数日前は、やはり、ランペドゥーサから、ボートでやってきた移民の集団。ウイルス問題で隔離されていた施設にいた移民のうち、チュニジア人の25名が、夜中、逃走したことなどもニュースになっていた。危うく、この25名は、前もってやっていた検査で、陰性だったとのことだったが。


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